なぜ外国人は「お土産」を買わないのか
観光客は、姫路城とか、清水寺とか… 日本人、外国人に限らず観光施設に行く。
私も外国から友人が来ると必ず観光ガイドブックに載っているような場所に行く。
むしろ、だから「観光客」になる。
そして私の楽しみは、観光することとともに、その土地ならではの「お土産」を見ること!
私が女性だから、私が買い物が好きだから、という理由かもしれない。
でも、男女問わず、「勤め先に買わなきゃ」「バラまき用にいいかも」などなど、つい考えてしまうと思う。
そこでふと気が付いてしまったことが…
外国人(特に欧米人)って、お土産買わない!!!
お土産屋さんを見たいという感じも醸し出さないし、なんなら素通りの人が多い(私の友人には)。
そこで、逆に
なぜ日本人はそんなにお土産を買うのか?
を考えてみた。
1.「休暇を取る」 ことに対する申し訳なさ
まず思いついたのが、私たち日本人は、
休暇をくださって「ありがとうございます。」という気持ちで、バラまき用のお土産を買っている。
会社で誰かが買ってきたお土産には必ず「〇〇に行ってきました。みなさんでどうぞ。」
とか一言書かれている。
そこには、「私だけ休暇をもらって申し訳ない。」「私が休んだ分、誰かが代わりに働いてくれた」という気持ちがあると思う。
だが、外国人はどうだろう?
会社から休暇を取ることに、そもそも申し訳ないという気持ちがあるのか?
答えは、No
むしろ、休暇を取って当たり前。
ヨーロッパの国々では、役所の〇〇課の人間が全員一度に休暇を取ったため手続きがあと何日間出来ない、などが当たり前に起きています。
日本は、世界でも有給取得率は最底辺をうろついていますよね。
彼らは、会社の人間などという「全くの他人」にまでお金を払ってお土産を買う必要なんてあるか?というスタンスなのではないかと思っています。会社で稼いだお金で会社にお金を使うって、還元式でもあるまいし。
2.またいつでも来られる!
日本人が、お菓子や雑貨を買いだめて帰ってくる理由の1つに、
「次いつまた来られるかわからない!」
というのがあると思う。休暇が取りにくいんだから当たり前かもしれない。
ただ、外国人は「またいつでも来られる!」
本場の日本食が食べたくなったらまた休暇を取って日本に来ればいいし、
京都が恋しくなれば写真集やらなんやら買わなくても、また来たらいいのだ。
まとめ
生活が違えば、行動が違う。お金の使い方が違う。考え方も違う。
そもそも、休暇の取りやすさから違い、そこからいろいろなことが違ってくる。
文化の違いっておもしろいな、と思った。