イギリス人は紳士?~ロンドン編~
「イギリス人は紳士!」
「重たい荷物を運ぶのを手伝ってくれた!」
・・・などなど、イギリス旅行のブログや本によく記載されているのを見かけます。
階段でスーツケース持つのを手伝ってくれるなんて、マジ紳士!!
しかも、みんなそういった内容のブログを書いてるから、私も見知らぬイギリス紳士に手伝ってもらえることを前提に、重さを気にせず荷造りし、ロンドンへと降り立ちました。
ヒースロー空港から、”チューブ” と呼ばれる地下鉄に乗り、ロンドンへ。
ロンドンの地下鉄の駅には、トイレがない駅も多いし、エレベーターはあるけどだいぶ遠回りしたり、のぼりのエスカレーターしかなかったり(私が見つけられなかっただけなのかも?)とけっこう大変な思いをしました。
でも、ネットで見た紳士の人たちを思い出し、「このスーツケースをよいしょよいしょと重たそうに運んでいたら、誰か手をかしてくれるかも…....
毎回そう思いながら階段をのぼりきりました。
そう、誰も手伝ってくれたりしないどころか、ちょっと心配そうに見られる、なんていうこともなく
みんな素通りです。
邪魔よ、なんて言われることはなく、むしろぶつかってしまったら "Sorry" とむこうから言ってくれますが、
重たい荷物を持っていようが、どの電車に乗ればいいのか、いくら困っていても
誰も助けてくれません。
そう、ロンドンには、イギリス紳士とかいう存在はもはや衰退しているどころか、
存在しません。
というのも、私が実際に肌で感じたのは、
ロンドンにはもはや移民しかいおらず、純イギリス人のほうが見かけたら珍しいくらいでした。
中東系の移民が本当に多いですね。
私の甘えたほのかな希望が一気に打ちのめされたときのことでした。
私は確信しました。ネットの情報は、信じてはいけない。
もう何年も前の情報がそのまま語り継がれているのかもしれません、このロンドンのように。